笠岡のフルーツトマトの困りごと
ある時、フルーツトマトを販売する「井笠コネクト」さんから困りごとの相談を受けます。「糖度不足、キズ、変形などで販売できないものがある」「味は良い規格外トマトを商品化したい」「もっと多くの人に知ってもらいたい」。そこで、困りごとを魅力に変える福山工場長チームが動き出しました。
高糖度のフルーツトマト
「tomato&miso」「red&chili」に使用しているのは、笠岡の干拓地にある農園で育てられたフルーツトマト。温度管理を徹底したハウスの中で、自然由来の肥料を使ったミネラルたっぷりの土で栽培されています。真っ赤に完熟してから収穫するため、糖度は8～13度と高く、濃厚な甘味が特徴です。
開発の経緯とこだわり
商品開発を行う上で意識したのは、フルーツトマトの甘味と旨味を最大限に生かすこと。フルーツトマトを冷凍で使うことで、旨味をギュッと凝縮しました。何度も何度も試作を重ね、府中味噌を加えて煮込んだトマト味噌と、激辛唐辛子とハバネロをブレンドした唐辛子ソースが完成しました。
「びんご推し会議」グランプリ受賞！
トマト味噌と唐辛子ソースは、2023年度行われた福山青年会議所主催の食品コンペ「びんご推し会議」でグランプリを受賞。「ジャンルを問わず、色々な料理に合わせられる」「クセになる味わい」と好評をいただき、商品化することになりました。備後人の冷蔵庫に必ず入っている万能調味料を目指します。
